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治療方針
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群では、多くの場合、「いびきがうるさい」「呼吸が止まっていた」といったご家族や周りの方からの指摘で発覚します。ちょっとしたいびきでも睡眠時無呼吸症候群の可能性があるため、早めに対処することをおすすめします。
そのまま放置すると高血圧症や糖尿病などの生活習慣病から、心臓や脳の重篤な疾患につながるリスクがあります。治療を途中で断念した患者さんのケースでは、心筋梗塞で心肺停止状態になり、命を取りとめたものの、糖尿病などから内臓疾患が進んで透析治療に至ったことがあります。そして、その後改めて睡眠時無呼吸症候群の治療に取り組み直しました。
検査では、自宅で睡眠中の呼吸状態を確認できる装置を貸し出します。病気と診断された際は、気道がふさがれないよう空気を送り込むCPAP療法で睡眠時の呼吸を楽にします。
気管支喘息や慢性肺気腫
気管支ぜんそくは、空気の通り道である気管支の炎症によって、息苦しさや呼吸困難が引き起こされる病気です。アレルギーや過労、ストレス、遺伝、たばこの煙、大気汚染などが関係しているといわれています。熱もなくても、せきが長引いていたり、朝晩と自覚する呼吸困難があったりする場合は、一度お越しください。
診断は、採血や胸部レントゲン、動脈の酸素飽和度を測る検査などで行います。気管支ぜんそくであれば、病態に合わせて、気道の炎症を抑える配合薬や酸素吸入、点滴などで対応します。慢性肺気腫などの慢性呼吸器疾患の治療に対しても、内服薬や吸入薬による治療が可能です。なお、慢性呼吸不全や心不全などでお悩みの方には、在宅酸素療法にも対応しています。